心の体重

男「僕の体重は60kgだ」
女「私の体重は50kgよ」
男「僕は自分の体がふわふわと地面を捉らえないように感じるんだ」
女「私は自分の体がずっしり重くて脚が上がらないように感じるわ」
男「お互い何処へ行くにも大変な体のようだね」
女「そうね、今のままじゃ何処へも行けない。変わらなくちゃ」
男「なるほどその通りだ、僕はもっと体重を増やす必要があるな。」
女「貴方は痩せ過ぎよ、もっと太らなくちゃ」
男「そうだね、僕は少し痩せ過ぎかもしれない。」
女「私も少しダイエットしなきゃ。私に出来るかしら?」
男「やろうと思えばきっと出来るさ。僕も出来る限り協力するよ!」
女「そうね、これから甘い物は我慢するわ。野菜もうんと食べてスリムになるの!」
男「では僕も毎朝走って沢山食べるようにしよう!なんだかやる気が出てきたぞ!」
女「あら、私もよ!凄く良い気分なの」
男「ふと思ったんだけど、君は背中を押して欲しかったんじゃないかな?」
女「そういう貴方はこれという目標が欲しかったんじゃないの?」