母さんに買ってもらった 両手に余る大きな大きな画用紙 画材屋で手に取ると意外に小さくて あの頃、胸躍らせて描いた夢は この中に入るほど小さな物だったんだな そんな夢も今となっては思い出せなくて 少しだけ切なくなった
カンカラリン音がする これは何の音だろう 気になり足を止めると音も止む これは僕の音なのか いや僕の音じゃない カラッポな僕から音はしない それじゃあ何の音だろう あぁ、この足元に絡むものは何だろう これは僕が捨てようとしても捨てきれなかった想い…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。