2006-10-07 彼 物語−ホワイト 私には大学から3年付き合っている彼氏がいた。 凄く優しい人だった。 ある時、私は彼にこう言った。「私、未だにあなたの事が理解できないわ」 すると彼は「僕は誰かに理解してもらった事なんてないよ」と返してきた。私はそれがショックで、数日後に別れ話を切り出した。 彼は「君は”僕の事をもっと知りたい”と言って付き合い始めたのに、僕の事を知らないまま分かれるんだね」と言って笑顔で手を振った。 私は彼に背を向けて泣きながら家に帰った。