2006-11-11 ひねくれ者の友人 物語−ホワイト 彼が言うには「仲の良い人には嫌われても良い」のだそうだ。 仲の良くない人はきっと自分の事をよく知らないだろう。よく知りもしないのに嫌われる、というのは気分が悪い。しかし自分の事を深く理解した上で嫌われるならそれは仕方ない。 これが彼の言い分だ。 私が「君は呆れるほどのひねくれ者だね」と言うと彼は「よく分かってるじゃないか」と微笑んだ。 どうやら私は彼が嫌いではないらしい。