Rusty ax

「ねぇ、旅人さん。」
「なんだい?」
「どうして貴方はそんなに大きな斧を持っているの?」
「どんな敵が来ても一撃で倒せるようにさ。」
「旅人さんは背が低いのに?」
「力があるから平気なんだ。」
「本当に?」
「あぁ、本当さ。」
「・・・。」
「・・・。」
「ねぇ・・・。」
「なんだい?」
「本当は敵を一撃で倒せないと不安なんでしょう?」
「・・・。」
「本当はその斧重たいんでしょう?」
「・・・。」
「本当は無理をしてるんでしょう?」
「・・・。」
「家においで、温かいミルクとパンをあげるわ。」
「・・・ありがたいが代金を払えないんだ。」
「お代は良いわ。その代わりに薪割りお願いできる?」
「あぁ、喜んで。」