もう高笑いは聞こえない

子供の頃にテレビで見た悪役は

自らを悪と名乗っていた

世間的に、社会的に見て悪だと判っていながら

それでも己の信念の為戦っていた

それは『世の為人の為』と正義を掲げて戦うよりも

きっと辛い戦いだったのだ

今では放送にも規制が掛かり

彼らが信念を掲げて戦う事もない